MacOS MojaveとiOS 12が2018年9月にリリースされました。いまさら記事書いてるくらいなんで、私はアップグレードにはかなり消極的な方の人間です。
迂闊にバージョンアップすると動かないソフトが出てくることもあります。ソフトのためにレガシーOSのままにしているMacユーザーは少なくないと思います。
まあ、Appleのイベントもあったことだし、ぼちぼちアップグレードしようかなぁ位に考えていたんです。
ところがとあるニュースをきっかけに、嫌でも動作要件を調べなくてはならなくなりました。
問題となったニュース
大なり小なり脆弱性というものは日々発見されるもの。これまでも少々の内容は無視してきました。でも今回はネットワークに明るくない私にもちょっと怖い内容。管理者権限乗っ取りやら不正コード実行やら不穏なワードが並んでいます。そのままオンラインでは使いたくない。
私の周りには家族のものを含めてMacが2台、iPadが3台、iPhoneが3台、iPod Touchが1台あります。このニュースを見て慌てて修正パッチが適用できるOSのバージョンを確認したというわけです。
対策済みのOSのバージョン
MacOS
- Mac OS Sierra
- Mac OS High Sierra
- Mac OS Mojave
※いずれも最新のバージョンまでアップデートしていることが必要
参考:Sierraが動くMac
- iMac Late 2009 〜
- MacBook Late 2009 〜
- MacBook Pro Mid 2010 〜
- MacBook Air Late 2010 〜
- Mac mini Mid 2010 〜
- Mac Pro Mid 2010〜
MacはSierraが動く環境であれば良いので、Mid 2010年以降のMacであれば、アップデートでとりあえず今回の問題を回避できます。
iOS
- バージョン12以降
※バージョン11以前のiOSでは今回の問題を回避できません。
iOS 12が動くデバイス
- iPhone5s〜
- iPad mini 2〜
- iPad Air 初代〜
- iPad 5th 〜
- iPad Proは全機種対応
- iPod Touch 6th〜
私の使っていたiPad 3と2がこれにて終了。とほほ
ということで移行しました
Mojaveが動くMac
- MacBook(Early 2015以降)
- MacBook Air(Mid 2012以降)
- MacBook Pro(Mid 2012以降)
- Mac mini(Late 2012以降)
- iMac(Late 2012以降)
- iMac Pro(2017)
- Mac Pro(推奨されるMetal対応グラフィックカードを搭載したLate 2013、Mid 2010、Mid 2012モデル)
メーカーサイトより
Metalに対応しているかそうでないかが対応の鍵になっています。Mac Proなんかは、グラフィックカード次第で 2010年のものでも使用できるみたいです。MacBookは2015年以降からと、値段が高い割には全く優遇されていません。
ちなみに私の環境では、MacBook ProはLate 2010なのでアップグレードできず。弟のAirはMid 2012なのでギリギリセーフでした。
ソフトの対応状況の確認はお忘れなく
アプリや外付けハードウェアを業務で使っている場合、アップグレードしたら最悪動作しなくなることもあります。
例えばこんな感じで、メーカーや輸入代理店のサイトに対応状況が出ています。必ず確認してからアップグレードしましょう。
Macもセキュリティリスクがどんどん増えていく
私がMacを使い始めた頃は、Power MacでOSのシェアも数%、ウィルス対策なんて動作が遅くなるからしないなんていうのが普通でした。
それが今やシェアも増え、iOSと共通のカーネルを使ってしまっているせいもあってセキュリティリスクはぐんと上がっています。残念ながら昔の感覚ではハッカー達のいいカモになってしまうみたいです。
バージョンはできるだけ最新に。どうしてもレガシーのまま残したい場合にはオフラインでの使用に留めるか、個人情報などを絶対に置かないようにしましょう。