Apollo Twinで宅録! 〜リード楽器を入れてみる〜

Apollo Twinを使った録音シリーズ。

前回まででリズム隊と伴奏はできたので、今回はUADプラグインを駆使して、リード楽器として鍵盤ハーモニカの音をトラックにのせていきます。

UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / APOLLO TWIN MKII DUO

デスクトップタイプオーディオインターフェイスに、UAD-2プラグインがリアルタイムで動作するDSPシステムが合体したAPOLLO TWINの次世代モデル。サウンドハウスについては解説記事をご覧ください。
オススメ

Apollo Twinの記事一覧

  1. 紹介記事
  2. 本体とソフトウェアの使い方
  3. ベース・ドラムの収録
  4. アコースティックギターの収録
  5. リード楽器を入れてみる ←現在の記事
  6. ミックスしてみる

リード楽器

使用音源

私が何一つリード楽器を弾けないので、仕方なく打ち込みでやっています。ホントすみません。

フリーで提供されている鍵盤ハーモニカのサウンドフォントがありましたので、使わせていただきました。

FFTで確認すると、鍵盤ハーモニカの音は200Hz〜10kHzあたりに周波数成分があり、ボーカルの音域に近い特性となっています。これでもミックスする時の雰囲気は分かるかと思いますのでご了承ください。

メロディ

できた音源がこちら(メロディの良し悪しには目を瞑ってやってください)

素の状態の鍵盤ハーモニカ音源

ベタ打ちしているので見事に嘘くさい音になっています。MIDIファイルを工夫すればリアルな音になるのでしょうが、そんなスキルないので、そこはUADプラグインの力でなんとかしていきます。

音の調整

やり方はドラムの時と同じで、コンプとリバーブで調整をします。使用するのは次の2つのプラグイン。

  • UA 1176LN Legacy
  • RealVerb Pro

設定は以下の画像のとおりに行なっています。コンプのゲインリダクションは2〜3dB程度となっています。

1176LNの設定
1176LNの設定
RealVerb Proの設定
RealVerb Proの設定

できた音源がこちらです。

コンプ・リバーブ適用後の鍵盤ハーモニカ音源

嘘くさい感じがちょっと減りましたね。リバーブのおかげでなんとなく哀愁が漂って雰囲気もでました。これをリード楽器に見立ててオケに混ぜてみます。

ミックス作業

できた鍵盤ハーモニカの音をそのままのっけるとこんな感じになります。バックの音源は前回のものからギターだけ右にパンしたものになっています。

そのままのっけた音源

このままでも十分に聞こえますが、ちょっと音に芯がありません。どこか遠くで鳴っている感じがします。

そこで他の楽器のようにどこかにピークを作って芯を出していきます。

先ほど鍵盤ハーモニカの音は200Hz〜10kHzあたりに周波数成分があると説明しました。この帯域のどこかを持ち上げる・絞ることで、小さい音量でも音が前に出てくるポイントを探っていきます。

ただし、帯域の上の方(2kHz〜5kHzあたり)は既にギターが占領しているので、Low Midの帯域、つまり200〜1kHzあたりでいいポイントを探してみます。

使用するのはこのプラグイン。

  • Pultec Pro Legacy
PultecProの設定画面
PultecProの設定画面
  • 1kHzを思いっきりブースト
  • 3kHzはギターとかぶるので絞る
  • 60Hzからアッテネートしてローカット気味にする
  • 12kHzをあげているのはエンハンス効果狙い

と、こんな感じでやってみました。鍵盤ハーモニカだけはプリセットではいいものが見つからなかったので手動でやることになってしまいました。

Before:

そのまま

After:

編集した音源

鍵盤ハーモニカの重心が下に移動して、ギターとの住み分けができました。

これでもいいけど・・・

音源としてだいぶ形になってきた感じがします。ここまでほとんどUADプラグインのプリセットを使って仕上げてきました。

サブ機として使ってきたApollo Twin。改めて思うのですが、難しいことを考えずにこのクオリティにできるってなかなか便利!いやありがたい。

UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / APOLLO TWIN MKII DUO

デスクトップタイプオーディオインターフェイスに、UAD-2プラグインがリアルタイムで動作するDSPシステムが合体したAPOLLO TWINの次世代モデル。サウンドハウスについては解説記事をご覧ください。
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でもまだ各楽器の音像が大きい感じがします。音のカブりは気にならなくなったけど、まだどこかうるさい感じ。

残念ながら、細部はプリセットに頼らないで詰めていく必要がありそうです。

また、このままでは音量がちょっと小さい感じもします。アコースティックな編成なのでそこまで音圧稼ぐ必要もありませんが、雰囲気を壊さない範囲でできるだけ大きくしてはおきたいところです。

ということで次回は細部の調整と、音圧稼ぎをやっていきます。

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