個人的におすすめな和楽器グループ3つ

かなりな偏食音楽リスナーである私が、需要とか考えずに好きな和楽器のグループを紹介していきます。

Rin’

Rin’というバンドを知らない方でも、和風総本家で流れている和楽器の曲といえば聞いたことがある人は多いはず。
「時空」という曲が使われているのですが、その曲を作ったのが「Rin’」という和楽器のバンド。

2009年に解散したのですが、今年の3月に再結成の報告が。9月には復活ライブも決定しました。

女性3名組で、担当楽器は以下の通り。

吉永真奈ManaVo、筝、十七絃、三絃
長須与佳TomocaVo、琵琶、尺八
新井智恵ChieVo、筝、十七絃、三絃

※十七絃…筝の低音バージョン
※三絃…地歌三味線とも

伝統楽器を使いつつ、英語の歌詞やシンセサウンドなどを取り入れて、聴きやすい現代的な曲調になっています。

Rin’の解散後も、メンバー各々でソロ活動をされていて、アルバムもリリースしています。

楽曲

2009年に解散するまでに6枚のアルバムをリリースしています。

Rin’のアルバムは、一枚ごとにかなり趣が違うのですが、アルバム「時空」はクールな印象で個人的にオススメ。

ボーカルがある曲とインストの曲があります。ちなみにボーカルがある曲でお気に入りなのが「サイの神」

私がこのバンドのことを知ったのは学生時分。インスト、特に和楽器に興味があって、いろいろとCDを漁っている時に発見。ヘビーローテションしていました。
またRin’の曲が聴けるとなると嬉しい限りです。

東儀秀樹

雅楽器(ががっき)と現代楽器をコラボさせたインスト曲。家は由緒ある雅楽の家系で、宮内庁で楽師として務められた経歴を持っています。
雅楽といえばお正月に流れる「越天楽」の印象が強く、なんとなく敷居の高い伝統音楽だと思いがち。(↓ちなみにこれが越天楽)

東儀さんの楽曲ではそんなイメージを払拭してくれます。

東儀さんは雅楽器の他に自身でエレキやシンセなど様々な楽器を演奏。俳優もやったり書籍を出したりと、なかなかマルチに活動されています。

楽曲

雅楽器に使われる楽器をメインに、シンセ・エレキギター・ドラムなどがバックに入ります。
CMなどにも書き下ろしているので耳にしたことがある人も多いかも。
おそらく一番有名なのが「New Asia」という曲。このアルバムに収録されています。

メインで使用している篳篥(ひちりき)という雅楽器は、リードがあるためサックスと構造が近いですが音は別物。独特な音がクセになります。

「大神」サウンドトラック

和楽器ユニットではないのですが、、、おすすめです。
日本神話・昔話をベースとしたゲーム「大神」に収録されている曲のサウンドトラック。
曲がとにかく最高です。プレイしていない方でも和風な曲を探しているのであればオススメできます。

ゲーム自体も面白く、かなり泣ける話になっているのでおすすめです。

曲について

邦楽の中にも雅楽や長唄などジャンルがあり、使用する楽器も異なるのですが、「大神」ではジャンル関係なしにありとあらゆる和楽器が登場します。
和楽器を中心に据えて、オーケストラをバックにした壮大な曲から、近所の祭りで流れているような軽快なお囃子のような曲まで様々です。
サウンドトラックはCD5枚組で、なかなかボリュームがありますがどれもいい感じ。

おすすめの曲は「神州平原 其の二」

メインコンポーザーは上田雅美さん。「バイオハザード」や「デビルメイクライ」など有名どころのゲームにも多数関わっている方です。

和楽器っていいですよね

最近は学校で和楽器を演奏する授業があるそうですね。私が子どものころはそういう授業がありませんでした。(なんて羨ましい)
高校生になって興味を示さなかったら、知らないまま人生終わってたかもしれませんね。
どこか曖昧な部分をもっている和楽器は、音を出すために最適化された西洋の楽器とは違う魅力があります。
曲も探せばそれなりに出てくるので、興味を持たれた方は色々と探してみてください。