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ふと、自分の持っているスピーカーを測定しようと思い立ち、いいソフトがないか探しました。REW(Room EQ Wizard)というソフトが有名とのことでしたので、試しにインストールしてみたところ、とても使いやすく、多機能でしたのでご紹介します。
ソフトについて
このソフトは寄付歓迎のフリーソフトです。JAVAアプリケーションなので、WIndows(XP以降)、Mac(10.7.3以降)、Linuxの各OSで利用できます。
REW公式サイトのすぐ下にダウンロードリンクがあります。ご自身の環境にあったものをダウンロードしましょう。
必要な機材
測定用のマイクと、音声入出力のためのインターフェイスが必要です。普通のマイクを使うこともできますが、推奨マイクとしてminiDSP社の UMIK-1(USB接続マイク)と、Dayton Audio EMM-6というマイクが紹介されています。
測定用マイクといえばEarthWorksの高級マイクみたいな、高級品が大半の中、個体ごとのキャリブレーション(校正)ファイルが入手できて、値段もお手頃なマイクとなってます。
録音するわけではないので、インターフェイスがなくても、PCのマイク入力やLINE入力でも大丈夫でしょう。ただしEMM-6はコンデンサーマイクなのでファンタム電源が必要です。UMIK-1ならUSB接続ですから問題ありません。色々と測定するのであれば、簡単なオーディオインターフェイスがあってもいいかも。
私はUNIVERSAL AUDIO社のApollo Twinという、ちょっと良いインターフェイスを使っていますが、測定だけなら安価なものでも十分です(インターフェイス自体の構成もREW側で行うことができます)。
他にもマイクスタンドなどがあると測定の際に便利です。
ソフトの機能
スピーカーに限らず、音全般の測定ソフトとして十分な機能を備えています。測定できるパラメーターとして、以下のようなものがあります。
SPL-周波数特性
スイープを流した時の、周波数特性をグラフにしたものです。
Phase-位相特性
1波形を360度として角度で表され、進み(遅れ)を表す指標になります。できるだけ小さいことが望ましいです。
IR-インパルス応答
ごく短い入力を与えて、それに対するスピーカーの反応をみるものです。理想的には振動は一回で終わらなければいけませんが、実際のスピーカーでは制動しきれずに図のようにしばらく振動します。できるだけ短時間で収束することが望ましいパラメーターです。
Distortion-歪み率(ひずみりつ)
例えば1kHZの波形を入れたときに2kHz,4kHz,8kHz・・・。と基音のn倍の周波数で共振が起こります。これを高調波歪みといって%で表現されます。歪み率の項目では基音に対して高調波歪みがどのくらい発生しているか測定することができます。
SPL Meter-音圧メーター
スピーカーから出ている音圧を測定することもできますし、一般的な騒音計としても利用することができます。
他にも
GD-群遅延特性(位相特性の微分)
WaterFall(周波数、位相、インパルス応答の3次元グラフ)
などなど、多岐にわたる測定ができます。
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ソフトのインターフェース
これはMac版のものですがWindows版でも変わらないようです。主要な機能は目立つところにあるので、用語さえ知っていれば簡単に触ることができるようになっています。
最後に
スピーカーでの使用が想定されてるようですが、DACやオーディオインターフェイスなどの再生機器の入力を測定することもできますので、オーディオ機器全般のアナライザーとして利用してもいいでしょう。他のツールでは、フリーで内容がここまで充実しているものは少なかったです。
次回以降、インストール方法や実際の使い方や測定方法などについて掘り下げて触れていくことができたらと思います。
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